「ハリー・ポッターと謎のプリンス」読書
ハリー・ポッターと謎のプリンス(携帯版) /上下2巻 (シリーズ第6作品目)
原作 : J.K.ローリング / 訳 : 松岡 佑子
出版 : 静山社
闇の帝王ヴォルデモートが復活を果たした影響は、魔法界だけでなく今やマグル(人間)の世界にまで及んでおり、各地で異変が相次ぎ、毎日のように暗いニュースが世間を騒がせていた。
名付け親シリウスの死。「選ばれし者」としての使命。そんな複雑な思いを抱え新学期を迎えたハリーは、ひょんなことから「半純潔のプリンス」と署名の入った1冊の古い魔法薬学の教科書を手にすることになる。
「半純潔のプリンス」とは誰のことなのか?。不穏な行動を取り始めたマルフォイの狙いは?。ヴォルデモートに関する重要な秘密とは?。果たしてスネイプは本当にハリー達の味方なのか?。
多くの謎が交錯する中、ハリーを始め彼を取り巻く仲間達の成長と新たに芽生える友情や恋模様を交え、最終章に向けて大きく動き始めた。
この「謎のプリンス」では最終巻手前の巻にふさわしく、これまでのストーリーで大人になりかけていたハリーが、ここにきてとうとう独り立ちを果たす(=精神的に大人になった)というところまでが描かれています。
来るべきヴォルデモートとの対決が、紛れもない「ハリー自身の意思」として確立したというかね。
ただ、はっきりゆってシリーズの中でも全体的に最も地味な展開の内容じゃないかなぁ?(笑)。
まぁ、一応、それなりに盛り上がる見せ場もあるし、最後には特大のサプライズというか「ダンブルドアの死」(←超ネタバレなので伏せてます)という凄い展開が待ってるんですけどね~(~_~;ゞ。
ただ、やっぱ、今までのシリーズに比べると、明らかに見せ方(描き方)が地味で、たぶんこれは作者が意図的に、あえて見せ方を地味とゆーか淡々と書いてるんだと思う。
でなきゃ「ダンブルドアの死」の場面はもっと派手な描写をしただろうし、「ダンブルドアの死」の後の模様もあんなに静かな描写で書かないと思うのよね。
たぶんだけど。
作者がここに来て微妙に見せ方を地味にしてきたのは、
『派手な展開を見せるであろう最終章(最終巻)に向けて、嵐の前の静けさみたいなのがある方が盛り上がるから。』
『子供だったハリー達が大人になったことで目先の派手さによるものに惑わされることなく、重要な事柄かどうかを認識出来るようになってきたってことを、読者に自然に感じてもらいやすいと思ったから』
とゆー2つの効果を狙っていたんじゃないかなぁ?っと。
っで。
そのことに気がついた時、「ああ、やっぱこの人(作者)は書くの上手いなぁ」っと思いましたわ(笑)。
あとね。
最後まで読んで、「あ!?、もしかしてアレって最終章であーなる為の伏線!?Σ(・Д・;)」もしくは「本当にそうかどうかを最終章を読むまで読者に謎のままにさせるための伏線!?」ってゆー事柄が1つあるのに気がついた時もやはり、「ああ、やっぱこの人(作者)は伏線張るのが上手いなぁ」とニヤリとしてしまいました(笑)。
前作の「騎士団」の感想でも書いてますが、私は前作では伏線の張り方や全体的な流れが、どうもこの作者にしては雑な感じがして、ちょっとがっかりしてましたからねぇ(汗)。
今回の「謎のプリンス」でこの作者らしい緻密な部分をまた発見できたことは、いち読者として素直に嬉しかったです(*~_~*)。
ああ、最終章が早く読みたいっ!。
っが。
それはやはり映画のDVDと携帯版の書籍が出るまでのお預けなのでした(~_~;ゞ。

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